ニセ医者の話①
こんにちは。
きむらたえになりたい、略してキムタエです。
一人称が長すぎるので、こう書くことにします。
ネットなどで婚活をしてる方の話を見ると、意外とよくニセ医者に出会った話を見かけます。
皆さん同じような体験をしているんだなぁと親近感が湧きます。
私も婚活をしていてニセ医者に遭遇したことがあります。
しかし、婚活をしてない人にこの話をすると結構みんなびっくりします。
「そんな人いるんだ」
「どうしてニセ医者とわかったの?」
と聞かれます。
なぜわかったか。
それはこのニセ医者の詰めが甘かったからです。
医者だという方がいたら、まず病院名を聞いてみて、その病院のホームページを確認して頂くと所属している医師の名前は必ず載っています。
知っている方は当然だと思うと思うのですが、意外と知らない方もいるんですね。
そして、遭遇したニセ医者は勤めていると言った病院HPに名前がなかった。
あるあるです。
しかし、
ここですぐにひかないのが私でした。
「じゃあこいつはなんなんだ???」
と探った話です。
ニセ医者(ここではYさんと呼びます)とは婚活パーティで知り合いました。
医師と書いたプロフィール。
医者に対して私が持っているイメージは、
・遊んでいる
・往々にして変人が多い
・物凄くプライドが高い
・でも結婚相手になったらラッキー
でした。
Yさんは身長が低く、見た目はぱっとしませんが、真面目そうで人がよさそうに見える。
普通に会話ができるし、すごく感じもいいし、気さくにこちらの話も聞いてくれる。
「人柄もよさそうだし、医者と出会えたらマジラッキー」
という感じで第一希望で申し込んだところ、見事にマッチング?して連絡先交換ができました。
後日、食事に行きました。
会話は楽しい。
私の話を色々な質問を織り交ぜながら深く聞いてくれます。
それに褒めるのがうまい。
「キムタエさんは本当に聞き上手ですね」
なーんて感じで端々で褒めてくれます。
因みに、婚活している男性で、なかなか上手に褒める技術を持っている人って少ないです。もともと男性は褒められたいものなので、自慢話はするけど、女性の話を聞いて上手に褒める!という方は相当コミュ力が高いと思います。
(美人な女性が相手だと違うのでしょうが、悲しいかな、容姿が凡人の私の経験談です)
高収入だったり、医者のような「仕事にプライドを持っている方」は特に。
そういう技術はなくても女性が寄ってくるので、
自称「高学歴or高収入or国家資格が必要的な職業の方」で褒めるのがうまい人は相当あやしいと思います。
かなりの遊び人の可能性も高いですからね。
話を戻します。
更に、Yさんは専門知識をよく持っている。
医療従事者用の薬の説明書である添付文書等の調べ方も知っている。(一般の方はほとんど知らない)
私のいう薬の話も、プラスの情報と共に返してくる。
また、病院内の話やら、医学部時代の話なども、詳しく話してくる。
診療科を聞いたが、その領域の話もしてくる。
あまり疑いませんでした。
ご飯もおごってくれた。
一か月ほどLINEでやりとりし、二度目の食事。
前回同様好印象。話も盛り上がる。
またおごってくれた。
これは結構いい感じ??
この時点でも、私は疑っていませんでした。
そもそも、美人でもなんでもない30過ぎた私になびく性格のいい医者なんているわけねーだろ。ということにこの時点で気付かない私は、
結構青いバカ。
その後、LINEで1,2か月やり取りして、三度目の食事。
ここではじめて会話の流れでうまいこと病院名を聞きました。
後日、念のためネットで確かめようと思ったからです。
なお、これが、私が過去に「人を疑うこと」を覚えた成果でした。
そんなことかと思うかもしれません。
しかし、これまでの私なら、この段階で失礼かな?と思って自分から病院名は聞かない性格でした。
また、人を疑わない性格だったので、あとで調べようというに発想になっていません。
婚活の場面では、数回会った方なら、多少踏み込んだ質問でも、
「失礼かもしれませんが・・・」
等と前置きすればそんなに嫌な顔をする人はこれまでいませんでしたので、ある程度は踏み込んで聞いた方がいいと気づきました。
あとあとになって信じ切ってから重要なことを聞いていなかったというほうが、よっぽどダメージが大きい。
ただ、この段階でまだ疑っていない私は、「念のため」と思っていました。
しかし、これが功を奏したのでした。