チュニジア人とフランス人のハーフ

だったと思う。多分彼は。

私は後悔はしない主義だが、この件に関してはとても後悔がある。

結論から言うと、落合陽一さんの「日本再興戦略」という本をもっと早く読めばよかったという話。

https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%86%8D%E8%88%88%E6%88%A6%E7%95%A5-NewsPicks-Book-%E8%90%BD%E5%90%88-%E9%99%BD%E4%B8%80/dp/4344032179

 

ある日の飲んだ帰り、家に向かう終電の電車で彼と出会った。

ナンパではない。

たまたま隣同士に座ったのだ。

ただ、その間に微妙なスペースがあった。

子供も座れないくらいの隙間。

そこの隙間に座ろうとした人がいた。

 

「え?この隙間に?」

 

「え?え?」

 

と思って席を詰めてみたけど、物理的に人が座れるスペースはうまれない。

 

その人は去った。

 

何なんだ…と思って隣をふと見たら、隣に座る外国人と目が合った。

彼は、外国映画でよくあるような、肩をすくめて「なんのことやら?」みたいなポーズをしていた。

日本人ならスピードワゴンの小沢さんくらいしかしないポーズ。

目を見合わせて、私もふっと笑ってしまった。(同じポーズはしなかった)

 

その後、私は携帯に夢中だったけど、ちょっと話せる機会を伺っていた。

すると、その外国人が間の微妙なスペースにカバンを置いた。

それを見て、

「オーナイス!!」

と話せる数少ない英語を言ってみた。

 

「あなたのその荷物も置くといいよ」

 

みたいなジェスチャーをされ

 

「おお!ナイスナイス!」

 

と言ってた置いた。

 

そこから、話し始めたのだが、彼は英語しか話せない。日本語の聞き取りもできないらしい。

私は当然英語を話す事も聞き取りもできない。

しかし、酔っ払いの私は全てを日本語で返した。電車で聞いていた周りの人は、さぞもどかしかっただろう。全く会話になってなかったから。

 

ただ、彼はチュニジア人とフランス人のハーフで、アメリカに留学して日本で研究だか勉強だかしてるらしいことはわかった。顔はトルコ寄りの濃い目の白人?なんだそりゃって感じだが、そこそこ良い顔だった気がする。

 

私のこともなんか聞かれたけど、単語でしか返せない。

ってか返す単語もわからない。

質問も分からない。

相変わらず日本語で

「○○ってこと?」

とか探り探りだけど、日本語で探るから何も進まない。

彼は耐えかねて携帯を出してきた。

 

google翻訳先生ね!!ナイス!!!

 

携帯の画面を見てたら、

打つ言葉が、英語じゃねぇ!!!( ̄◇ ̄;)

 

フランス人とのハーフだからフランス語?

とにかく英語でないことはわかる。

 

そこでどん引な私。

 

どん引いてる間にすぐに私が降りる駅に着いた。

 

彼は

「LINE…」

と言ってた。

 

けどよ、LINEやっても、言葉わかんねーしと思って、

「またね♪」

と言って電車をおりた。

 

 

数ヶ月後、冒頭の落合陽一さんの「日本再興戦略」という本を読んだ。

 

今、論文もgoogle翻訳でほぼ訳せるらしい……知らなかった………

私の頃は、論文はgoogle翻訳では全く訳せず、必死で電子辞書を使っていた……

 

そんなにgoogle翻訳発達してるなら、あのチュニジア人のハーフと連絡先交換しとけば良かった………。

 

てかこの本先に読んどけば良かった………。

 

テクノロジーの進化半端ねぇ。

同時通訳ももう目の前らしい。

なんだよ。言語違っても彼と付き合えたじゃん(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

 

後悔先に立たず。

 

ニセ医者の話④

 さぁ、決戦の土曜日はやってきました。

 

午後お茶をするため、喫茶店へ行きました。

相変わらず、行くのはちょっと高級感のある喫茶店

 

③でお話ししたように、私のミッションは以下の通りです。

その結果を1つずつご報告します。 

 

1.(念のため)病院名をもう一度確認する。

 ⇒私の記憶違いではなかった。

2.診療科ごとの専門医を取っているか?を確認する。

 ⇒専門医は取ろうとしているが、まだ取ってない。

3.専門医を取っていない場合は、どのように取るか、試験はいつかを知っているか?を確認する。

 ⇒Yさんの診療科に関連する専門医の取り方や時期と若干違う。

4.最近どんな学会に行ったか?を確認する。

 ⇒最近忙しくて行けてないとのこと。

 

また、話の中で気になったのが、

彼の話す医局メンバーの話(教授とか)が、

Yさんの名前でネットでヒットした医師の所属する医局の構成と全く一緒。

教授の肩書とかがちょっと特殊だったんですが、それが一致してるし、人数も一致…。

 

というか、1の病院名を再確認できた時点で、

彼が嘘をついていることは明白でした。

こいつは医者じゃない。または医者であってもすごく嘘をついている。

だから何回も言ってるじゃないかって?

ごもっともです。 

 

ただそこが100%確定すると、今私は誰と話しているんだろうという恐怖がでてきました。

ここにきてやっとです。遅いって。

 

名前がわからない人と話すってすごく怖いことなんだなぁと初めて知りました。

 

ワンピースとか進撃の巨人とかで、本当の名前とかが凄くキーになってたりするじゃないですか。王族だから…とか、「モンキー・D」がつくということは…みたいな。本当の名前が重要になるのはマンガだからあることだと思っていたんです。

名前の意味なんて、その人をあらわす単なる記号という意味としてとらえていました。

でもそれ以上の、社会的な存在証明、信用、信頼という意味があったんですね。そうじゃなきゃ戸籍の意味もないか。

そんなこと、実感したことなかったです。

なんて世間知らず。

これまで、目の前にいる人の名前の信憑性を考える必要がないような、安全なところで生きてきたことを実感。

 

私は得体の知れない人と、さも親しげに世間話をして笑っていました・・・。

この時間は一体何なんだろうと思いました・・・。

 

2時間くらいたって、その後で予定があるということでお店を出ました。

 

駅までの帰り道、Yさんは私に告ってきました。

「キムタエさんのことが好きです」

 

うわ・・・でた・・・。

相手が何を考えているかわからない時って、相手の目を見てしまいますね。

何も読めませんでしたが。笑

こいつ、何考えてるんだろう・・・

うまいことはめたな、と思ってるんだろうな・・・

信じ切って、いいカモだな、とか思ってるのかな・・・

 

ただ、ここで疑念の話をすると、このご時世何があるかわからない。

その場で刺されなかったとしても、家を尾行されかねない。

直接言うということはかなりのリスクを負うため、知らないふりをして帰ることにしました。

「生きて帰る」が目標だったので。

 

私「急でびっくりしました」

と、一応言ってみる。

 

Yさん「そうですよね、びっくりさせてすみません。すごい緊張しちゃいました。でもこれからも一緒にご飯とかいけたらなと思います。」

 

私「そうですね。ぜひまたご飯行きましょう。」

という無難な対応で、Yさんとバイバイしました。

 

 

そして、家に帰ってから、LINEで突き止めることにしました。

やはり身の安全が第一です。

 

向こうからお礼のメッセージが届きました。

そこで、

私「すみません、Yさんは、○○病院(言っていた病院)ですか。△△病院(ネットでYさんの名前でひっとした病院)ではないですか。」

と聞きました。

 

Yさん「○○病院ですよ。なんでですか。」

 

キムタエ「すみません、HPに名前が出てなかったので・・・」

 

すると、

Yさん「後期研修医は名前が載らないんですよ」

 

嘘つけ。病院に電話していないって言われたっちゅーの。

 

ここで、Yさんは情に訴えてきました。

 

Yさん「信じてくれないなんて悲しいです。キムタエさんはぼくのことどう思ってるんですか。」

 

突っ込まれたくない話から、情に話を移す作戦がみえみえ。

いくら私でもわかるっつーの!

 情に訴えて話をそらそうとしてもそうはいかねぇ。

遂に核心にせまりました。

 

私「これからもっと深くお互いを知っていけたらいいなと思っていました。」

 

Yさん「ぼくもそう思っています」

 

 私「ただ、私も信じたいんですが、実は○○病院には電話をしてYという名前の医師はいないと言われたんです。それで、厚生労働省の医師等資格検索確認検索サイトで調べたところ、これは後期研修医も出てくると思うんですが、Yさんの名前は一人しか出てこなくて。その名前でネットで検索したら、△△病院しかでてこないんです。色々調べてしまってすみません。」

 

この時点で、私は△△病院の医師であるという可能性もまだ捨てきれずにいました。

おいっ!!!笑

あんなに専門知識あったし、病院のエピソードもリアルだったし・・・

純粋な心を持っているんです、私。

今時貴重ですよね♪

こんな純粋バカのために厚生労働省の医師等資格検索確認検索サイトがあるんですね!!

ありがとう!厚生労働省!!

 

そして、だいぶ時間がたってから返信がきました。

 

Yさん「ニセ医者ですね。わかりました。の婚活パーティはもう退会します。」

 

・・・・。

 

これ、私まだニセ医者じゃない可能性持ってたのに、

ニセ医者って向こうが自分で言っちゃったんじゃん・・・・?

 

なんかよくわからんが、多分私暴いた・・・?

 

私はここで、もう返信をやめました。目的聞いても意味ないので。

 

こいつの本当の目的は気になりましたが、

婚活パーティでニセ医者を名乗る人の目的は、2通り。

・結婚詐欺をしてお金をだましとる

・医者というとモテるから遊びたい。

 

この人は、実在する医者の同姓同名を名乗り、しかも、その同姓同名の医師の所属する医局のことまで調べていたので、多分、前者の詐欺目的でしょう。

 

ここまできて、最後の目的の部分が憶測かよ!!!!!

とつっこみたくなりますよね。

すみません。

 

だって、怖かったんだもん!!!

これ以上プロの詐欺師っぽい人とかかわりたくなかったんだもん!!!

 

しかし、こんなちょと調べればわかるような詰めの甘さで騙される人なんているのか???と本当に疑問でした。

でも中にはいるんですよね、きっと。

 

みなさん、婚活中は疑う心も大事なようです!!

そしてちょっとでも疑問に思ったらすぐに調べましょう!!!

厚生労働省は私たちの味方です!!!

 

結局、この30代前半という貴重な時に、人生においてしなくてもいいことに時間と頭を使い、ニセ医者暴いてやったぜ!!!という話でした。

※因みに、イラッとしたので、出会いのきっかけだった婚活パーティの運営会社に通報しました。

ニセ医者の話③

きむらたえになりたいこと、きむたえです。

ニセ医者の話の続きです。

ここまでで、なかなか暴かないですよね。

今回もまだ暴きません。(*´-`)

 

 

 

さて、婚活パーティで知り会った自称医者のYさん。

残念ながらYさんが仰っていた病院に勤めていないことが判明しました。

どう調べるか?

方法は一つです。

得意のネットサーフィン。

 

まずはじめに考えたのは、「名前でググる」でした。

ただ、大きな問題がありました。

フルネームはわかるものの漢字表記がわからない。

唯一の手掛かりは、出会った婚活パーティのときのプロフィールカード。

こちらには、フルネームを漢字で書いていました。

ただ、数か月も前なのでうろ覚え・・・。

 

そこで、まずはニセ医者を検索する方法はないかググりました。

本当に結構いるんですね。ニセ医者に騙されてしまった方々が。

そういう方の先人の知恵を借りました。

 

厚生労働省の医師等資格検索確認検索というサイトをご存知でしょうか?

私は知りませんでした。

 こちらではフルネームを漢字で入力すると、医師の資格を持った方が出てきます。

登録年も一緒に出てきます。

 

さて、ここでまたフルネーム(漢字)・・・。

 

フルネーム(漢字)がわからない。

うろ覚えで何種類かの組み合わせで検索してみました。

全然でない・・・。

本当にこれ、出てくるのか?と思って、有名な芸能人の医師の名前を検索しました。

「おお!」

ちゃんと出ました。

当然ですね。厚生労働省ですから。

 

数分遊んだ後、我に返り、また検索を初めました。

 

苗字と下の名前を何通りも組み合わせながら思いました。

これ、一体何通りあるんだろうか・・・。

 

ふと、中学だか高校の数学で習った、「確率」を思い出しました。

「二つのサイコロを転がして両方6がでる確率は・・・」とか

「10本中3本の当たりくじが入っているくじを引くとき、AさんもBさんも当たりを引く確率は・・・」

とかそんなやつです。確か。違ったらすみません。

計算の仕方なんてさっぱり覚えてないけど、

こういう時のために教科書に載っていたんですね・・・。

数学がこんなに実用的なものだったなんて知らなかった。

数学を勉強していても何の役にも立たないと思っている学生さん、

安心してください。役に立つ日が来ますよ。

ニセ医者に会えば。

 

そして、

多分苗字の漢字はこういう雰囲気だったはず。だから名前だけをかえて組み合わせてみよう。の作戦で何種類かやった結果、

 

出た!

 

おお!しかも、卒業した年が、Yさんの話と結構一致する。

来た!と思い、そのフルネームで得意のgoogle検索。

すると、ある病院でヒット!!!

しかもその病院のホームページには、親切に医師の卒業した年も載せてくれていました。

これが、厚生労働省で検索した登録年と一致!!

来た!!!!!ほぼこいつで間違いない!!!

 

しかし、診療科が全然違う。

例えるなら、消化器外科と精神科くらい違う。

耳鼻科と眼科、循環器科と外科、心療内科と整形外科・・・

もういいですね。とにかくそれくらい違う。

 

一応、他にもググってみるが、この名前で出てくるのはこの病院くらい。

そもそも厚生労働省で同姓同名がいる場合は、ちゃんと登録されている数だけ出てきます。が、この名前では一人しか出てこなかった。

 

やっぱこいつじゃね???

 

と思いました。

ニセ医者の話②で立てた仮設をもう一度思い出しました。

 

≪前提≫Yさんは十分な知識があるので、医師である 

 【仮設1】医師だが、既婚者で遊び相手をさがしている。 

 【仮設2】何か事情があって、本当の病院名をふせている。

 

 うーん、どっちも可能性がある・・・。

ここでも、私は,≪前提≫については疑わない。

 

 

こんなバカな私ですが、親友がいます。

なんでも話す親友です。

お互いに日記代わりにLINEを送りあっているため、お互いの近況はほぼ知っています。

これまでのいきさつも全て知っている親友。

親友から電話がかかってきました。

そもそも、本当に医者なのかね・・・」

鋭い・・・。

持つべきものはなんでも話せる親友です。こんな話、普通恥ずかしくて人に話せません。

誰にも話さないと思い込みで、どんどん暴走する・・・。

だから、客観的な第三者の意見はとんでもなく重要です。

 

この親友には、女医の友達がいました。この女医は医者同士で結婚しています。

「この間、女医の友達からたまたま電話が来て、ちょっとキムタエの話をしたんだけど、『まず普通の医者は婚活パーティなんて行かないし、まじで超キモイ感じの医者でも、看護師とかが本気で常に狙ってる。だから、わざわざ婚活パーティーに行くってあんまり考えられないし聞いたことない。まぁ既婚者で遊びたくて。とかならあるかもね。』って言ってた・・・」

 

「言われてみれば・・・」

「本当に医者なのかな・・・」

 

ようやくです。

ここでようやくやっとはじめて、医者じゃないんじゃないか?と思ったのでした。

 

そして、どうしたらわかるのかを考えました。

私「名刺をもらうとか?」

親友「医者が名刺を持ち歩いているかもわからないし、勝手に名刺は作れるから何の意味もないよ、キムタエ。」

私「確かに・・・。」

 

考えているうちに、Yさんから連絡が来ました。

また会いたいと言うのです。

 

これはどうすべきか。。。

この得体の知れない人とまた会うべきか、あやしすぎるのでもう二度と会わないか。

悩みました。

ここで、また私の中のどうでもいい好奇心が勢力をあげるのでした。

 

よし、もう一度あって確かめよう。

 

恐怖心<<<好奇心

でした。

 

 

親友から「キムタエがそうしたいならいいけど、くれぐれも危険なことはしないようにね。」と釘を刺されました。

心配してくれる人がいるというのは本当にありがたいことです。

 

 

私は会う日まで、また得意のネットサーフィンで情報収集をして、

会った時に確かめるべきポイントを確認しました。

 

そして決戦の日。

 

私のミッションは以下の通りでした。

  1. (念のため)病院名をもう一度確認する。☜まだ言ってる。
  2. 診療科ごとの専門医を取っているか?を確認する。
  3. 専門医を取っていない場合は、どのように取るか、試験はいつかを知っているか?を確認する。
  4. 最近どんな学会に行ったか?を確認する。
  5. 生きて帰る。

 

この2〜4はニセ医者であることを確かめるときに確認するといいらしいことをネットで学びました。

また、実際にYさんの言っている診療科の専門医を取るときには、どの学会が専門医の認定をしているとか、その条件は症例数をどれくらい集める・・・とか、試験はいつ・・・とかそういう情報を頭に詰め込みました。また、関係ありそうな学会も過去のものも含めて開催日、開催場所をチェック。

 

決戦は土曜日でした。

 

名曲 「しるし」と「SAY YES」

Mr.children「しるし」

CHAGEASKA「SAY YES」

両方私の大好きな曲です。

情緒不安定なときに聴くと感情移入して涙が込み上げてきます。(笑)

 

ふと、ある日の朝、化粧をしながら気づきました。

この二つの曲の歌詞のある部分、同じことを違う表現で言ってるじゃん!と。

以下、私の勝手な解釈を語ります。

 

Mr.children「しるし」:1番のAメロ

どんな言葉を選んでも どこか嘘っぽいんだ

左脳に書いた手紙 ぐちゃぐちゃに丸めて捨てる

 

CHAGEASKA「SAY YES」:2番のAメロ

言葉は心を超えない とても伝えたがるけど 心に勝てない

 

両方言葉にできない、あふれてくる想いを表現しているんだと思うんです。

全く異なる文字数、異なる言葉を使っているんですが、両方とも何とも言えない想いがもうすごくひしひしと伝わる。。。

 

「しるし」の左脳に書いた手紙 ぐちゃぐちゃに丸めて捨てる』

はもうむちゃくちゃ好きなフレーズです。

左脳って、理論的思考ですよね(多分)。理論的に組み立てた言葉では伝わらないんです。言葉では嘘っぽいんです。心はこれじゃない!ってぐちゃぐちゃにして捨てちゃうんです。

しかも、私はずっと『左脳書いた手紙』だと思ってたんですが、ちがうんですね。『左脳書いた手紙』です。一文字で全然違います。

前者では普通の手紙です。(笑)

凡人の私の発想の限界で勝手に思い込んでいました。

右脳の感情・気持ちの部分を、左脳のロジックの部分に移動する。それが左脳に書いた手紙なのかな。(今、リアルな脳の図が浮かんでいます)

解釈違うかな。なんともいい表現が見当たらない。。。

しかしこんな言葉のセレクト、できないですよ。。。

こんな表現できちゃう桜井さんは本当に素敵・・・天才・・・

 

そして、

「SAY YES」の言葉は心を超えない とても伝えたがるけど 心に勝てない

この歌詞、小学生の時に見たとき、何も知らない私は「ふっ、ASKA手抜きしたな」と思ったんです。(ごめんなさい。。。)

心を超えない」の後に「心に勝てない」と似た言葉を繰り返しているからです。

なんと浅はかで、何も知らない愚かなお子様だったのでしょう。。。

大人になって再度聴きました。

違うやん・・・。

これこそ、「どうしても伝えたいけど、心で思ったことを言葉で伝えきることはどうしてもできないんだよ!」という、葛藤?じれんま?もどかしさ?を表しているんだと思います。だからあえて『超えない』の後に『勝てない』と更に強い表現をしているのではないかと。

さらに、「とても伝えたいけど」ではなくて『とても伝えたがるけど』です。「たがる」んです。なんとかして想いを届けたい。心は伝えたがってるけど、でも想いを表す言葉がないんです。言葉ではどうしても心に勝つことはできないから。

それをこの短い表現で表しているASKAさんもまた本当に素敵・・・天才・・・

 

語りだすと止まらない。本当に両方とも表現が素敵すぎます。

 

きっとみんな恋をすると感じる感情。

でも、私なら単純に「言葉にできない、あふれる想い」的な表現以上は何年かけても見つからないです、きっと。

 

この歌詞を書いたお二人は本物の天才だよ・・・

やっぱり、才能ってすごいな・・・

 

と朝っぱらから思ったのに、言う人がいない。泣

 

やっぱりこーゆうどうでもいい話をできる人がほしいな~

さて、婚活しよ!

 

と、いう話さ(☜むむむ(笑))

 

婚活相手のある教師に思うこと

「子供達の為に今日も頑張りました」
って言ってる教師がいて、なんか言葉に引っかかりました。

 

頼まれてもいないことを
「〜のために」
っていう人は好きではない。

ましてや、それが仕事なら更に、仕事なんだから当然だろって思ってしまいます。

 

「〜のために」っていう人は、往々に感謝されたり、凄いって言われたい人が多い気がします。

それって、自分の為って気づかないのかな??

感謝してもらって、いいことしたって思いたいだけじゃないのかな??


見返り求めてる時点で自分の為

 

 

「子供達の笑顔が見れるから頑張りました」

の方が好き。

ニセ医者の話②

 こんにちは。

きむらたえになりたい、ことキムタエです。

 

ニセ医者の話①の続きです。

思っていたより、書き出すととても長い話になってきました・・・ 

 

 

 

 

さて、Yさんから病院名を聞いた私。

そして、後日聞いた病院のホームページを確認すると、

 

言っていた診療科がない。

 

さらにホームページ上どの診療科にも

 

Yさんの名前がない。

 

 衝撃的でした…。

 

しかし、それでもまだ信じている私。

 もとが純粋なんです。

 

「病院名を聞き間違えたのかもしれない」

 

近い名前の病院のホームページで、Yさんの名前を探しました。

ネットサーフィンをしまくった結果、

 

 ない。

  

というか、

 名前が近い病院でも、その診療科がない。

 

 そもそも、言っていた診療科が大きな病院にしかない科でした。

同県内でその診療科のある病院というだけで相当絞り込めるくらいでした。

 

更にネットサーフィンをしまくった結果、

同県内でその診療科がある病院は、病院名がかけ離れている。

=聞き間違えも多分ない。

ということにも辿り着きました。

 

 

なお、診療科の聞き間違えの可能性ははじめに却下していました。

あまり聞きなれない診療科だったので、詳しくどのような科か聞いていたのです。しっかりと覚えていた自信がありました。

 

 

それでも、医者であることはこれまでの話から間違いないと勝手に思っていた私。

純粋なバカです。

 そして、まだ可能性を捨てきれない私は、次の行動に移りました。

  

 

病院に患者を装って電話をかけよう。

 

  

普通にかけてもいいかもしれないのですが、最近は個人情報に厳しくなってきています。

私の勤めている会社でも、仕事関係の要件の方以外は例えフルネームでご指名されても絶対に取り次ぎません。折り返します。

 

 もし病院から折り返すと言われたら結構面倒だな。

 

 それならしなきゃいいのに・・・と思うところですが、私は バカなりに知恵を絞りました。

 

 「患者ですが、以前かかったことがあるY先生にもう一度みてもらいたいのですが、Y先生はまだいますか?」

 

これ以上ない完璧な設定だとおもいました。

さらに、私はバカですが、慎重な人間です。

たいした必要もない演技もしました。

 困っている、不安そうな声で、

リアリティーをだしつつ患者さんを演じて電話をかけました。

 

まずはじめに、

  

「当院に○○科はありません。」

 

 と言われました。

 

 

でしょうね。

 

 

 さらに聞きました。

「もしかしたら、1~2年前だったので記憶があやふやで、別な診療科だったかもしれません。

他の科にY先生という方はいませんか?」

 

返事は予想通りでした。

  

「当院にYという医師はいません。」

 

やっぱりそうきたか・・・。 

 

対応してくれた方が親切な方で、さらに調べてくれました。 

「念のため、過去二年間の間に当院にいた医師のリストを確認したのですが、Yという名前の医師はいませんでした。」

  

因みに、ここまでで私が結構食い下がったためか、

電話対応をしてくれた方は、私に詳しい病状を聞いてきました。

相当私が切羽詰まって不安を抱えていると思ったのだと思います。

 声の演技の成果です。

しかしそれも想定の範囲内

私は電話をかける前にきちんと病状を設定していました。

 

慎重な人間なんです。

動じることなく用意していた適当な病状をお話ししました。

本当にとても親身に聞いてくれました。

 

そして、

「当院には○○科はないですが、

○○科ですと、近隣の病院では、××総合病院と□□大学病院にあるので、

そちらに相談してみていただいてはどうでしょうか?」

と親切に提案もしてくれました。

 

でしょうね。

 

どちらもネットサーフィンで出てきた病院でした。

 

「親切にしてくれてありがとうございました。ごめんなさい。」

 と心の中であやまりました。

  

 

さて、これで、残念ながら

 Yさんは、言っていた病院には勤務していない。

 という一つの事実が明確になりました。

 

いくら純粋なバカである私でも、さすがにそれは認めざる負えない。

普通なら、そこでもうかかわるのはやめようと思うと思います。

私の場合、違いました。

 

では一体何者なんだ?

何が目的なんだ?

という、わきあがる疑問。

 

 

<この時の私の中の感情のしめる割合>

・なんなのか知りたい「好奇心」:5割

・アヤシイことに気づかなかった自分が

 「恥ずかしい&悔しい」:4割

・何者かわからず「怖い」:1割

 

怖さはあまり感じてないという、怖さ・・・

そして、「恥ずかしい&悔しい」が4割を占めるというプライドの高さと執着心の強さ・・・

それを更に上回る、どうでもいい好奇心・・・

 

そこで、純粋なバカである私は仮説を立てました。

 

≪前提≫Yさんは十分な知識があるので、医師である ☜バカ

 【仮設1】医師だが、既婚者で遊び相手をさがしている。 

【仮設2】何か事情があって、本当の病院名をふせている。

     (ただし、どんな事情かまでは妄想が膨らまず)

 

 

ここから色々と調べ始めたのでした。

 

ニセ医者の話①

 

 

こんにちは。

きむらたえになりたい、略してキムタエです。

一人称が長すぎるので、こう書くことにします。

 

ネットなどで婚活をしてる方の話を見ると、意外とよくニセ医者に出会った話を見かけます。

皆さん同じような体験をしているんだなぁと親近感が湧きます。

私も婚活をしていてニセ医者に遭遇したことがあります。

 

しかし、婚活をしてない人にこの話をすると結構みんなびっくりします。

「そんな人いるんだ」

「どうしてニセ医者とわかったの?」

と聞かれます。

 

なぜわかったか。

 

それはこのニセ医者の詰めが甘かったからです。

 

医者だという方がいたら、まず病院名を聞いてみて、その病院のホームページを確認して頂くと所属している医師の名前は必ず載っています。

知っている方は当然だと思うと思うのですが、意外と知らない方もいるんですね。

 

そして、遭遇したニセ医者は勤めていると言った病院HPに名前がなかった。

 

あるあるです。

しかし、

 

ここですぐにひかないのが私でした。

 

「じゃあこいつはなんなんだ???」

と探った話です。

 

 

 

 

 

ニセ医者(ここではYさんと呼びます)とは婚活パーティで知り合いました。

医師と書いたプロフィール。

医者に対して私が持っているイメージは、

・遊んでいる

・往々にして変人が多い

・物凄くプライドが高い

・でも結婚相手になったらラッキー

でした。

 

Yさんは身長が低く、見た目はぱっとしませんが、真面目そうで人がよさそうに見える。

普通に会話ができるし、すごく感じもいいし、気さくにこちらの話も聞いてくれる。

「人柄もよさそうだし、医者と出会えたらマジラッキー」

という感じで第一希望で申し込んだところ、見事にマッチング?して連絡先交換ができました。

 

後日、食事に行きました。

会話は楽しい。

私の話を色々な質問を織り交ぜながら深く聞いてくれます。

それに褒めるのがうまい。

「キムタエさんは本当に聞き上手ですね」

なーんて感じで端々で褒めてくれます。

 

因みに、婚活している男性で、なかなか上手に褒める技術を持っている人って少ないです。もともと男性は褒められたいものなので、自慢話はするけど、女性の話を聞いて上手に褒める!という方は相当コミュ力が高いと思います。

(美人な女性が相手だと違うのでしょうが、悲しいかな、容姿が凡人の私の経験談です)

高収入だったり、医者のような「仕事にプライドを持っている方」は特に。

そういう技術はなくても女性が寄ってくるので、

自称「高学歴or高収入or国家資格が必要的な職業の方」で褒めるのがうまい人は相当あやしいと思います

かなりの遊び人の可能性も高いですからね。

 

話を戻します。

 

更に、Yさんは専門知識をよく持っている。

医療従事者用の薬の説明書である添付文書等の調べ方も知っている。(一般の方はほとんど知らない)

私のいう薬の話も、プラスの情報と共に返してくる。

また、病院内の話やら、医学部時代の話なども、詳しく話してくる。

診療科を聞いたが、その領域の話もしてくる。

 

あまり疑いませんでした。

ご飯もおごってくれた。

 

一か月ほどLINEでやりとりし、二度目の食事。

前回同様好印象。話も盛り上がる。

またおごってくれた。

これは結構いい感じ??

この時点でも、私は疑っていませんでした。

 

そもそも、美人でもなんでもない30過ぎた私になびく性格のいい医者なんているわけねーだろ。ということにこの時点で気付かない私は、

結構青いバカ。

 

その後、LINEで1,2か月やり取りして、三度目の食事。

ここではじめて会話の流れでうまいこと病院名を聞きました。

後日、念のためネットで確かめようと思ったからです。

 

なお、これが、私が過去に「人を疑うこと」を覚えた成果でした。

 

そんなことかと思うかもしれません。

 

しかし、これまでの私なら、この段階で失礼かな?と思って自分から病院名は聞かない性格でした。

また、人を疑わない性格だったので、あとで調べようというに発想になっていません。

婚活の場面では、数回会った方なら、多少踏み込んだ質問でも、

「失礼かもしれませんが・・・」

等と前置きすればそんなに嫌な顔をする人はこれまでいませんでしたので、ある程度は踏み込んで聞いた方がいいと気づきました。

 

あとあとになって信じ切ってから重要なことを聞いていなかったというほうが、よっぽどダメージが大きい。

 

 

ただ、この段階でまだ疑っていない私は、「念のため」と思っていました。

しかし、これが功を奏したのでした。